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「花畑だより」2023年7月のご報告
2023.09.19
草花の勢いに元気をもらって
猛暑というより酷暑と言いたい今年の夏。この日も痛いような日差しと湿気で、30分ごとに「休憩してくださ〜い。水分補給お願いしま〜す!」と声をかけながらの作業となりました。
たねダンゴを植えてからまだ1ヶ月ですが、早くも色鮮やかなジニア(百日草)が次々と開花! 花畑に夏らしい華やかさをもたらしてくれました。ケイトウやコスモス、センニチコウなどの幼苗も成長しています。
と同時にたねダンゴ以外の雑草の勢いもどんどん旺盛に! 幼苗の生育を守るため、この日の作業は草取りがメインです。
まずは鎌の使い方を教えていただきました。手首で動かすのではなく、肘から引いて動かすように、と。
イネ科の草は、草の全体を掴んで鎌の刃先を根本の土の中に入れます。土の上で切ってしまうとすぐにまた成長してしまうので、必ず土中の根と茎の接点にある成長点を切り取るようにします。「根は全部抜く必要はありません」。土中に残った根は土の中で腐り、空気の通り道になるので、土を軟らかくするのに役立つのだそうです。
丸葉のスベリヒユは、葉っぱ一枚でも増えていくというこれまた繁殖力の強い植物ですが、イネ科と同様に刈ります。
細葉のハマスゲは根に繁殖の元となる塊茎があり、それを取り除きたいところ。ですが深さもまちまちで難しいため、地上部だけ切り取ります。
そして、刈った草は根が土に着かないようひっくり返して、花壇内に敷き詰めます。これだけでも強烈な夏の暑さで土が乾燥するのをかなり防げるそうです。
最後に花苗にたっぷりと水やりをして作業終了です。スクスクと育って、たくさんの花を咲かせられますように。
今日も足長おじさんの心のこもった差し入れに、本当に助けていただきました。
梅干しも大人気でした!
photo:maggie’s tokyo