ウェブ版『HUG』をご覧いただいている皆さまへ
私は24歳のときに乳がんを告知され、しばらく自分らしさを見失っていました。
がんに支配され、まるで人生がおわったように感じていました。
そんな中、英国生まれの「マギーズセンター」を知り、私が欲しかったものは「これだ」と思いました。
― 死の恐怖の中でも、生きる喜びを失わない
― 患者である前に、ひとりの人である
― どんな人生も丸ごと受け止め、耳を傾け、伴走する
そんな社会をつくっていきたいという想いを込めて、マギーズ東京の設立と同時に、情報誌『HUG』も誕生しました。
それから5年、さらに多くの人へ届ける新しいHUG(抱きしめる)の形として、ウェブ版『HUG』を開設することとなりました。
『HUG』を通じて、マギーズ東京からのメッセージはもちろん、ウェブだからこそできるがんにまつわる情報やライフスタイルなどをお届けできればと思っています。
そして、がんに影響を受けている人も、今はまだそうではない人も、誰もが「自分らしく生きる」ことのできる温かい社会になったら、嬉しいです。