代表・理事挨拶

代表挨拶 理事挨拶

垣添忠生(かきぞえただお)

公益財団法人日本対がん協会 会長

私は、泌尿器科医として約40年間、多くの患者さんを診、若いころは基礎研究に没頭しました。その経験から言えるのは、がん患者さんの闘いは総力戦だということです。 手術、放射線、抗がん剤、新しい免疫治療などに全力をあげるのはもちろんです。加えて、家族や友人を含め患者さん同士が互いに対話したりリラックスできる場や、心理的サポートを得る場が、わが国にも是非、必要です。人間は身体と心でできています。がんのような重症の場合その両面の入念な手当てが必要です。マギーズセンターがまさにそれだと思います。ぜひ実現しましょう。

高橋都(たかはしみやこ)

国立研究開発法人国立がん研究センターがん対策情報センターがんサバイバーシップ支援部長

居たいときに、ただそこに居られること。目的がなくてもそこに居られること。 居心地のいいソファがあること。そして、邪魔にならない誰か、もいること。 誰か他の人たちの場所ではなく、自分の場所でもあるところ。 そういう場所が自宅のほかにもあることで、どれほど人間の心は安らぐでしょう。 マギーズの輪が少しずつひろがり、日本でもキッチンテーブルで、 訪れる人が寛ぎ、ゆっくりお茶が飲めるようになりますよう、心から願っております。 そして小さい力ではありますが、私も尽力したいと思います。

田中滋(たなかしげる)

慶応義塾大学名誉教授

生活は「自助」が基本である姿は人類発生以来変わりません。また親族や近隣者による自然発生的な「互助」もまた昔から行われてきました。加えて近代以降、公費によって主に困窮者を救う「公助」や、自助の連帯化を図る社会保障制度を通ずる「共助」が普及。そして現代では、地縁血縁とは異なる広がりを持つ新たな「互助」が求められ、様々な形のそれが確実に浸透しつつあります。 歴史を踏まえた文明論から考えると、マギーズセンターはまさに今の時代に相応しい新しい「互助」の代表例と位置付けられます。マギーズセンターを是非、日本に。

濱口恵子(はまぐちけいこ)

公益財団法人がん研究会明病院 緩和ケアセンター ジェネラルマネージャー
副看護部長
がん看護専門看護師

マギーズセンターの取り組みを初めて聞いたとき、私は夢物語だと思ってしまいました。しかし、日本でマギーズセンターを実現させようと立ち上がった異業種集団、そしてそれを応援して寄付をして下さる方々の力が結集し、夢のような冒険が始まりました。2016年に建物が完成します。立ち寄ってくださった方が自分で「自分自身」を取り戻していくことをお手伝いすること、それを毎日実現するために人をつなぐこと、さらにすべて寄付とボランティアで実行するという、いくつものチャレンジで始まります。皆様のご支援をお願いいたします。

山崎亮(やまざきりょう)

コミュニティデザイナー

マギーズセンターのデザインが素晴らしいのは、単に奇抜なカタチを目指しているのではなく、周辺住民が施設の運営を応援したくなるようなデザインを意識していることです。これはデザインの持つ重要な力のひとつだといえるでしょう。 日本のマギーズセンターが、同じくデザインの本質を見据えながら発展することを願っています。